2014年10月24日金曜日

「介護に役立つ最新IT事情セミナー」開催のお知らせ(終了しました)

介護に役立つITとは?
専門家を交えた最新事情トークとアイデアワーク


青森県では、介護分野でのITサービスの創出を目指して、昨年度の新時代ITビジネス推進事業として、「介護×ITマッチングワークショップ」などを行い、ITを活用した県内での介護における課題へのアプローチを試みてきました。

今回のセミナーは、介護向けのITサービスを手掛ける竹下康平氏を招き、介護事業者との意見交換及びIT事業者とのマッチング機会の提供と、介護に役立つ最新IT事情を紹介すると同時に、介護に役立つITサービスを考える簡単なアイデアワークを行います。

▼日時:2014年11月4日(火)14:00~17:00
▼会場:ねぶたの家 ワ・ラッセ交流学習室3(青森市安方一丁目1-1)

▼定員:30名(要事前申込)
▼参加費:無料

▼主催:青森県
▼企画運営:株式会社サン・コンピュータ
*本セミナーは、青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」により開催いたします。

▼参加申し込み
下記リンク先のフォームよりお申込みください。
http://goo.gl/mRhyjR


▼プログラム
14:00 開会
14:00-14:10 あいさつ
14:10-15:00 基調講演
 竹下 康平氏(株式会社ビーブリット代表取締役)
15:00-15:30 トークセッション
 竹下 康平氏、原 亮(株式会社CCL取締役)
15:40-16:50 アイデアワーク
16:50-17:00 各種ご案内
17:00 閉会

▼スピーカー紹介
竹下 康平氏(たけした こうへい)
1975年生。弘前市出身。株式会社ビーブリット代表取締役、一般社団法人クラウド利用促進機構理事。プログラマからSEの経験を経て、製造業や不動産業の上場企業のIT戦略部門を歴任。株式会社ビーブリッドでは、介護・福祉業界に特化したサポートビジネス「ほむさぽ」を展開中。同社代表として「介護×IT」をテーマに、セミナー等を行っている。クラウド業界では草分け的存在のアマゾンクラウド(AWS)のコミュニティ[JAWS-UG]の初代代表。

原 亮(はら りょう)
株式会社CCL 取締役/Fandroid EAST JAPAN 理事長
1974年生。東京都品川区出身。編集者・ライターを経て、仙台にてモバイルコンテンツの制作会社へ。営業、ディレクター、取締役等を歴任し、フリーへ転身。以後、東北を拠点に、地元行政や企業と各種団体で、地方×モバイルで飛躍できるプレーヤーを輩出する活動を継続。ITイベントの開催等を通じて、東北と全国の地域間連携や、ハッカソンの企画・運営なども手がけている。


▼お問い合わせ先:株式会社サン・コンピュータ(担当:風間・宮川)
Tel:0178-21-1100
E-mail:itidea(at)sancom.co.jp
(メール送信の際は、(at)を@に変えてお送りください。

▼ご参考:介護xITでサービスを生む青森県での取り組み(昨年度実績)
県では昨年、「介護xITマッチングワークショップ」を開催し、地元IT事業者の参加を得て、
介護に役立つITサービスの試作品開発を行いました。(以下、成果作品)

●小規模介護事業者向け利用者管理システム「レコ★ケア」
【課題】介護事業者の手書き作業時間、データ閲覧のために移動する時間がかかっている。
【提案】操作を簡易化し、申し送りを音声で記録。入力作業を省略できるソフト。

●おじいちゃんの「あ・ん・み・ん」
【課題】高齢者の深夜徘徊予防
【提案】スマートフォンで音声・振動を取得し、深夜徘徊の監視や睡眠状態の情報をとるソフト。

●献立支援
【課題】在宅介護をしている家族の介護職の献立を考えることがストレスを感じる。
【提案】介護者向けの料理のメニューを提案するソフト。

●てまヘル
【課題】介護担当者は介護業務以外の作業に60%の時間をとられている。
【提案】携帯のカメラ機能を利用し、写真に撮った書類から文字を認識をし、データ化するソフト。

●おくすりサポート
【課題】薬の種類や数量の間違いや要介護者の服薬ミスがたびたびある。
【提案】介護施設の利用者一覧と服用している薬の一覧を表示。利用者別の情報を一元化し、投薬・服薬ミスを防ぐソフト。

2014年10月16日木曜日

「売上データ分析セミナー」開催のお知らせ(終了しました)

EXCELでここまでできる「売上データ分析セミナー」
~利益を生み出す「データ分析力」を身につける~

【概要】 Excelのツールを使用して内部データ・外部データを分析し、経営戦略やマーケティング施策立案に活用するためのセミナーです。

経営環境の変化が激しい昨今では、データを読み解き、洞察する力がますます求められています。企業が競争力を高め、利益を上げるための意思決定を支援するのが、データの利活用です。
データ分析の手法と、その結果から利益を最適化する計画を作成するノウハウを学びます。

日時:2014年11月13日(木) 10:00-17:00 (開場9:45-)

◆会場:八戸市総合福祉会館 「はちふくプラザ ねじょう」 5F 研修室
 (青森県八戸市根城八丁目8-155 / Tel:0178-47-1651)

◆定員:30名

◆参加費:無料

◆持ち物:筆記用具

※ご昼食は参加者各自でご用意いただくか(2軒先にサンクスがございます)、近隣の飲食店をご利用下さい。


【本セミナーのポイント】

・高額な解析ソフトを使用することなく、Excelでできる実践的な分析手法を学びます。
(Excelのご使用経験のある方なら、どなたでもご参加できます。)

・過去の積み上げではなく、データから未来を予測し、原因を探るためのポイントを解説します。

・分析結果から、実現可能で利益を最適化する計画作成のノウハウを伝授します。

・セミナーの最終フェーズ2時間程度は、講師への質問・相談のコーナーとなっております。
セミナー内容に関する疑問点や、ご自身のデータ分析に関するお悩みなど、お気軽にご相談下さい。


【講師プロフィール】 

吉田 充 氏 (株式会社APMコンサルティング 代表取締役)

売上データ分析からの売上拡大戦略の構築、経費データ分析からの利益拡大戦略を専門とする。「競争を勝ち抜くためにはデータ分析力が必要である」という信念のもとに、上場企業/外資企業130社以上に対してコンサルティングサービスを行う。海外企業へも進出し、香港を拠点としてコンサルティングサービスを提供中。

◆主な著書◆ 「EXCEL売上データ分析」(翔泳社)、「ビッグデータの収集、調査、分析と活用事例(共著)」(技術情報協会)、「マーケティングの具体的手法と経験事例集(共著)」(技術情報協会)、「将来ニーズの発掘と新製品開発への活用(共著)」(技術情報協会)、「1~4期分の会社の数字が3時間で分析できる」(明日香出版)、「キャッシュフロー・経営分析が3時間でできる」(明日香出版)、など。


【プログラム概要】

1.売上計画作成の考え方

(1)過去の売上から単純に増加させた計画になっていないか?

(2)実績からではなく予測値から計画を立てる

2.売上計画で管理すべき数字とは何か

(1)各商品サービス別の変動費と固定費、損益分岐点を明確にする

(2)計画上の利益を明確にする

(3)計画を変動損益計算書で考える

3.商品ライフサイクルからの売上計画

(1)過去の商品ライフサイクルを分析する

(2)商品ライフサイクル曲線を数式化し、売上計画作成
 《事例》-ライフサイクルを4区分して売上計画を作成

4.売上予測値からの売上計画

(1)商品・サービス別のトレンド線による予測値

(2)売上予測値から売上計画

(3)実績値・予測値・計画値の関係を知る
 《事例》-予測誤差の少ない商品を優先して売上計画作成

(4)売上予測値とPPM理論を組み合わせて売上計画
 《事例》-PPM理論を応用した売上計画作成

5.外部環境データからの予測値を活用した売上計画

(1)売上高と因果関係がある外部環境データを選定

(2)外部環境データから売上計画

6.適正価格からの売上計画

(1)商品の価格弾力性

(2)外部データから適正価格を算出しての売上計画

7.まとめ

-外部環境変化を数値で組み込んだ売上計画の作成が重要-

8.講師への質問・相談コーナー (2時間程度の予定)

※プログラム、時間等は当日の状況により変更になる場合がございます。


▼参加申込:下記URL先のフォームよりお願いいたします。
(本セミナーは、事前申込制となっております)。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b7d290c6325946

※ご参加者が確定次第、受講票をお送り致します。

▼主催:青森県

▼企画運営:株式会社サン・コンピュータ
※本セミナーは、青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」により開催いたします。

▼お問い合わせ先:株式会社サン・コンピュータ (担当:小西、小川)
    Tel:0178-21-1100
    E-mail:itidea(at)sancom.co.jp
 (メール送信の際は、(at)を@に変えてお送り下さい。)





2014年10月10日金曜日

【開催レポート】農業×IT創造ワークショップ@南部町

私たちが取り組んでいる「ITビジネスアイデア開発支援事業」では、異分野×ITで貢献できることを探るワークショップを開催しています。

その第1段として、夏には農業×ITで、現場視察とアイデア出しのワークショップを2回に渡り、開催しました。舞台は青森県南部町。ITの活用で次世代に引き継げる農業を考えるための連続ワークショップです。

農業×IT創造ワークショップ@南部町 Vol.1
〜農家の現場から課題と夢を探る

第1回は、南部町の農家を見学。現場目線で課題を見据えつつ、ITの力で農業に役立つことを探ることを目指しました。

▼日時:2014年7月28日(月) 10:00-17:00
▼会場:南部町立中央公民館(南部町大字平字広場36)
▼定員:20名
▼参加費:無料
▼主催:青森県
▼企画運営:株式会社サン・コンピュータ/株式会社CCL

▼プログラム
10:00-12:00 見学ポイントの説明・論点の整理
12:00-13:00 昼食
13:00-16:00 農家見学
16:00-17:00 課題まとめ・アイデアワーク

この回では、農家さんの農場や施設を見学をしました。午後からの訪問に先立ち、どのような視点を持つべきか?何を知りに行くのか?を整理するためのワークを、午前中に行っています。

農業の分野での課題を抽出し、ITで解決できそうなポイントを想像しながら、IT事業者と農家さんで意見を交換しました。

儲けを上げていく仕組み、技術の共有・伝承、既存のITサービスに対するイメージなどから、課題のありかを探り、知りたいポイントを絞っていきました。


午前中のワークでの意見交換の様子


午後からは現場視察。南部町の農家さん2軒のご協力をいただき、それぞれ農場や施設を見学させていただきました。

緑が生い茂る細道を車で進む

見学にあたり長靴もしっかり装備

菊のハウス栽培。育てるための注意点を伺いました

養鶏の施設。設備やセンサーなどの機器についても伺いました

果樹栽培。給水の仕組みや育てる際のポイントなど

見学ののち、再び中央公民館に戻り、各自が見学で知ったことの書き出しと、現時点での農業向けITサービスのアイデアを書き出しを、それぞれ行って、この日のワークは終了しました。

この段階でのアイデアを、1枚のスケッチにまとめました


農業×IT創造ワークショップ@南部町 Vol.2
〜農業×ITの実用最小限のサービスとは?

第2回は、農家向けのITサービスを企画立案とブラッシュアップを実施。南部町の農家さんへプレゼンを行いました。

▼日時:2014年8月18日(月) 10:00-17:00
▼会場:南部町立中央公民館(南部町大字平字広場36)
▼定員:20名
▼参加費:無料
▼主催:青森県
▼企画運営:株式会社サン・コンピュータ/株式会社CCL

▼プログラム
10:00-10:10 開会・ごあいさつ・趣旨説明
10:10-11:30 前回振り返り
11:30-12:30 昼休憩
12:30-16:00 ワークショップ(ITサービスの企画作成)
16:00-17:00 発表会

2回目は、農家向けのITサービスを考え、ブラッシュアップする場としました。午前中には、前回の振り返りを実施。整理された内容から、ITでアプローチするテーマを、以下の5つで選び出しました。

 1. 作業記録のIT化
 2. 販売支援・管理
 3. 生産技術の共有・伝承
 4. 気象・センサー情報の収集
 5. 事務系作業の効率化

前回のインプットからアイデア出しへ

午後には参加者がチームに分かれ、それぞれのテーマを分担。そのお題にあわせたITサービスのアイデア出しを行いました。

このワークでは、サービスの機能だけではなく、実際にどのような人たちにそのサービスが出せる価値や、対価をどのように設計すべきかなど、これまでのワークから出された課題に、どのように応えるサービスなのか、その全体像を描き出すことを目指しました。

ワークシートを活用しながら密度の濃い議論が続きます

短い時間で多くの観点からサービス案を絞り込んでいくので、参加者のみなさんの脳も、いつも以上に全力フル回転です。

終盤では、地元農家さん3名の方々にお集まりをいただき、成果発表会を開催。5チームのアイデアを聞いていただき、講評をもらいました。

発表会の様子 

3名の農家さんへチームのアイデアをプレゼン中

今回の連続ワークショップ。農業×ITの分野では、この事業でトライした最初の一歩でした。

開催にあたり、県、南部町役場、そして何より、地元農家さんに多大なご協力をいただきました。また、県内のIT事業者の方々にも多くご関心をお寄せいただき、多数の方にご参加をいただきました。ありがとうございました。