2014年12月1日月曜日

【開催レポート】「WEB・アプリ用素材のための写真撮影教室」

WEBサイトやSNSなど、自社で運営するメディアへ自分で撮った写真を掲載する機会が増えてきました。とはいえ、撮影技術を学んだことのない人にとっては、何だかイマイチ、マンネリな写真になってしまいがち。
そこで、自分で写真を撮るためのテクニックをご指南いただく写真撮影教室を開催致しました。

講師は、プロカメラマンのフォトウィン福田沙織さんです。

セミナーやハッカソン等のイベント写真を撮ってブログにアップしている我々研修生にとっても、プロのカメラマンに教えて頂けるという、またとないチャンス。とても楽しみです。


▼日時:2014年11月28日(金)
▼場所:八戸市総合福祉会館「はちふくプラザねじょう」第1会議室
  (八戸市根城八丁目8-155)

▼定員:15名(要事前申込)
▼参加費:無料
▼主催:青森県
▼企画運営:株式会社サン・コンピュータ
*本セミナーは、青森県「ITビジネスアイデア開発支援事業」により開催いたします。

【プログラム】
第一部 13:00-16:30 写真撮影教室
写真撮影の実技を学びます。
第二部 16:30-17:00 フリータイム
講師の福田さんへの個別にアドバイスをいただいたり、交流を行う時間です。




いよいよ講座が始まりました。まずは講師と参加者の自己紹介。

女性のプロカメラマンである福田先生は、もともと広告代理店の営業ご出身。ご自身で写真を撮影するようになったのはここ10年ほどなのだそうです。それも、「自分で撮らざるを得ない状況に追い込まれて」撮影するようになったのだとか。
今の仕事をしているのは、実は偶然の出会いや予期せぬ出来事がきっかけだった、というのは著名人の自伝によくある話。福田先生も、まさにそんなきっかけだったわけですね。

次は参加者が、普段自分が撮影しているものと、学びたいことを紹介します。
研修生はイベント写真の他にも、プライベートでペットや子供、旅行先の風景や食べ物を撮影しております。外部の参加者の方は、Web制作を担当されていて、商品や建物を撮影する機会があるのだそうです。
そんな写真を、どのように撮影すればレベルアップすることができるのでしょうか?


<Web素材の写真の撮り方>
まずは、自分が撮影する写真には「どんな役割が求められるのか?」「いい写真とは何か?」をみんなで考えます。
自分が撮影する写真の目的に立ち返って考えてみる。目的を意識して撮影する。これはとても重要なことです。
見た人に「その場の様子を感じて欲しい」のか、「正しい情報を伝えたい」のか、「行動(買う・参加する)してもらいたい」のか。

ただ、人の好みはそれぞれなので、万人に「いいね!」と思われる写真を撮るのは難しい。
「いい写真を撮る」よりは、「ダメダメ写真を撮らない」ことを考える。
福田先生から、ダメダメ写真について具体例を交えて解説して頂きます。

最初は「何がダメダメなの?」と思うのですが、プロと比較すると、一目瞭然。
立ち位置やピント、構図をちょっと工夫するだけで、こんなに印象が変わるんですね!
この「ちょっとした工夫」をするために、福田先生からアドバイス。
それは、「いい写真」をたくさん見ておくこと。そこから自分にとっての「お手本」をイメージすること。
これをしているかしていないかで、撮る写真に大きな差が付くのだそうです。
普段はじっくり見ることのない、雑誌や新聞等に載っている写真。今日からよ~く観察してみましょう!

<写真撮影キホンのキ>
普段はオートモードで撮影ボタンしか触ることのない私たち。改めて、写真撮影の基本となる要素から学びます。
①ピント/②露出(明るさ)/③構図/④ホワイトバランス・色濃度

この中でも、特に露出(明るさ)が重要なのだそうです。難しいのは構図(でも面白い)、意外とやっかいなのがホワイトバランス・色濃度。




次に手持ちのカメラを使って、これらのボタンの設定方法を教えて頂きます。
撮影場所が明るいところか暗いところか、蛍光灯なのか電球なのかに応じて設定を変えることで、写真の印象がグッと変わりますね!

そして露出・シャッタースピード・絞り値(F値)との関係や、写真の土台(キャンバス)の白さであるISO感度についてレクチャーして頂きました。
光を取り込む時間(シャッタースピード)や光の通り道(絞り)を変えることで、写真の明るさ(露出)が変わってくる。だから動くものはブレるのか、ズームで寄ると暗くなるのか!改めてカメラのしくみについてガッテンした私です。

今までオート機能に任せっぱなしでしたが、ワンランク上の写真を撮るために必要な、これら調整テクニックにチャレンジしていきたいと思います。

レクチャーの最後は、基本的な構図について。こちらも具体例を交えて解説して頂きます。平凡な写真がポジション(撮る位置)をちょっと変えるだけでこんなに見え方が変わるのか!と驚嘆。
福田先生が昨年撮影したハッカソンの写真も見せて頂きました。さすが・・・我々が撮るベタな写真とは、一味も二味も違う。被写体と目線を合わせる、その場の雰囲気を観察して先を読む、あえて待ってみたり、色を入れたり・・・プロカメラマンならではのノウハウをご指南頂きました。


<実技練習>



終盤は、参加者が被写体と撮影組に分かれて講座の様子を実際に撮影してみます。
福田先生から個別にアドバイスを受けながら、先ほど習ったことを意識しながら撮影。
お互いが撮った写真を見せ合いながら、時おり失敗写真に笑いも起こります。
ここは練習の場ですから!色んなパターンでたくさん撮ってみる。何がダメダメなのか、どうしたらもっと良くなるのかを意識する。これが重要なんですね。




参加者各自が撮った写真を福田先生に見せ、フィードバックをもらいます。
研修生の川守田氏が撮った作品に、先生からお褒めの言葉を頂きました!
被写体の表情を上手くとらえていますね。


こちらがその写真


4時間の講座が、あっという間に過ぎてしまいました。
明日からプロ並みのテクニック・・・というわけにはいきませんが、今までのやり方から一歩レベルアップした写真を撮るために、本日学んだことを活かして実践!していきたいです。


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